透析を辞めたい!転職先の選び方と最善策

【透析患者のキャラクターは濃い!!】 
 透析室は、スタッフも患者もほぼ一定です。月水金と火木土のグループが存在するだけで、透析室はいつも同じメンバーで過ごします。スタッフは多少の出入りがありますが、患者は変わりません。何年・何十年も通い続けるのです。

 

 そして、基本的にはコンプライアンスの悪い人の集まりであるということが大きな特徴です。熱中症やショックで急性腎不全になる人もいますが、患者数で多いのはやはり糖尿病性腎症。若くて透析導入になる人の中にはIgA腎症の場合もありますが、どちらもコンプライアンスの低さから、結果的に透析導入に至ったのです。

 

加えて、透析患者はいつも水分制限・食事制限を始め、決まった時間の通院やたくさんの内服薬と、いろいろなことに縛られた生活をしています。本人も、自分のせいでこうなったことはわかっているので、やり場のない怒りや不満・ストレスが溜まっています。
 もともとの性質に加え、これらのストレスを抱える患者との関わりはとても大変です。結局は自分の体のことですし、透析をしなければ生きていけないからだなのに、水分や食事の指示が守れません。透析から逃げ出してしまう人も中にはいます。これらの感情の受け皿になりつつも、必要な看護をするのが透析ナースの役割です。

 

 

【透析室が嫌になったら】
 透析室勤務が嫌になる原因は、主に下の4つにあてはまるでしょう。

 

・コンプライアンスの悪い患者と、年単位の関係を保っていくこと
・年末年始も休みがないこと
・夜間透析のシフト
・透析室スタッフの、コメディカルを含めた人間関係

 

 透析はこれからもなくなることはありません。むしろ透析をしながらも長く生きられるようになった上に、生活習慣病の増加によって増える一方です。透析の可能な病院も、透析室に勤務できる看護師も不足しています。

 

 

 透析ナースは、そう簡単には育ちません。あなたに透析の経験があるのなら、それは大きな財産です。できることなら、そのキャリアは今後も大切にしたいもの。どうしても透析から一度離れたいという場合は、泌尿器科外来や泌尿器科病棟への異動希望を出してみてはいかがでしょう。これらは透析室での知識と経験を活かすことができますし、適度に透析患者から距離をおけます。 
 そうして少し離れてみて、充電できたらまた透析室に戻るということも可能です。やはりもう透析が嫌というのであれば、今度は他科の病棟や外来を周るということも、看護師としてキャリア形成になります。

 

 せっかく看護師としてやってきたのだから、透析室が嫌=離職にならないよう、自分のキャリアを大事にしましょう。