特養を辞めたいと思ったときの次の行動

【特養は、毎日同じことの繰り返し】 
 特養は、あまり積極的な医療介入をする場ではありません。オペ・検査・処置は殆どなく、認知症や寝たきり患者のケアがメインです。

 

 認知症患者は同じことを繰り返します。理屈で抑え込もうとしてもかないません。オムツを外したり、脱走したり、振り回されます。寝たきり患者の体位交換や食事介助・経管栄養管理はエンドレス。それらの対応を、夜間は限られたスタッフでこなさなければなりませんので、体も悲鳴をあげます。
 看護師だって人間です。いくら世間一般より給料が高くてもそんなことが毎日繰り返されれば、嫌気がさしてしまうのは当然です。

 

 

【特養を辞めたくなったら】
・今の職場で、ひそかな楽しみを作る
・急性期や外来に転職する

 

 究極の選択ですが、現状を打開するにはどちらかの道に進んでみてはいかがでしょう。まず、今の職場で自分だけの楽しみを作ってみるのです。
 どうしたら認知の患者をなだめられるか、自分だけの必殺技(?)を見つけてみてはどうでしょう。また、何の反応もない患者に声をかけると、目をぱちぱちするといった小さな変化を見つけるなど。拘縮の強い患者のオムツを、いかに漏れないよう上手にあてるかというのもいいですね。
 日々変わらないことをルーティンワークのようにしていると、看護の質もモチベーションも低くなりがち。どうにかしてそれをやりがいのある場に変えていくことが一つ目の選択肢です。

 

 もう一つの選択肢は職場を変えること。もしあなたが変化のあまりない環境に耐えられないのなら、思い切って転職してみることです。病院勤務と違って、特養は異動すればその日から急性期病棟勤務という訳にはいきません。
 今の職場を辞めてまで急性期に行って、自分が通用しなかったら…という不安もあるでしょう。ですが、急性期を経て人間は慢性期に至ります。ですから、急性期の看護は必須であり勉強する意欲があるのならば積極的に行ってみましょう。年をとってから急性期というのは現実厳しいものです。それならば、今の職に嫌気が刺したところで挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

 

 転職の際には、必ず人材紹介会社に間に入ってもらいましょう。契約上の問題でトラブルを起こさなくて済みます。今までの自分の経歴を正しく伝えてもらいましょう。今まで特養にいて、いきなり急性期や外来で即戦力としてあてにされるのは相当のプレッシャーですからね。
 看護師はいろいろな働き方ができますが、自分のスキルを高めておかなければ、どこでも採用してくれるのではありません。特養を辞めたいと思った今が、行動を移す時ですよ。